ウィーンの治安ってどうなの?区ごとの犯罪率を見てみたよ

ウィーンを訪れるのならば、その目的が観光でも留学でも移住でも、街がどれだけ安全かということが気になりますよね。

夜、コンサートの後帰宅したり、女性が一人で出歩いたりできるくらい、ウィーンは安全な街なのでしょうか?

今回は、ウィーンの治安についてお話ししたいと思います。

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2016年度、犯罪率トップは10区のFavoriten

2016年度、ウィーンの区ごとの犯罪数を表にしてみました。

順位(ワースト) 犯罪件数
1 10区 Favoriten 21,865
2 1区   Innere Stadt 16,452
3 2区   Leopoldstadt 15,737
4 22区    Donaustadt 13,688
5 21区    Floridsdorf 12,934
6 16区    Ottakring 12,162
7 15区 Rudolfsheim 12,024
8 12区 Meidling 10,126
9 3区   Landstraße 9,757
10 20区 Brigittenau 8,147
11 11区 Simmering 8,127
12 7区  Neubau 7,259
13 23区 Liesing 7,132
14 14区 Penzing 6,679
15 9区   Alsergrund 6,322
16 5区   Margareten 5,707
17 19区 Döbling 5,637
18 6区   Mariahilf 5,408
19 17区 Hernals 5,183
20 8区   Josefstadt 4,023
21 4区   Wieden 3,681
22 18区 Währing 3,644
23 13区 Hietzing 3,525

いや、10区ぶっちぎりの治安の悪さですね。。。

そういえばわたしの友人が観光に来ていたとき、市電でお財布をすられたのもこの地域。
確かに10区の特定の地域には、地元の人さえも用が無かったらわざわざ行かない方がいいと思っているかも、、とこれは若干納得の結果なのですが、、。

ショックなのはワースト2位にランキングしたのがウィーン1区だということ!

ウィーン1区と言えば、王宮や教会、カフェハウスなど観光名所が集まった区域。高級ホテルもたくさんあるので、たいていの日本からの観光客はこの1区に宿泊するのでは。

ということは、その観光客をねらったスリや置き引きが多いんでしょうね。。
そういえば私の知り合いの日本人でも、長くウィーンに住んでいてまだスリや空き巣にあったことない人、ほとんどいないくらいですし。。

3位にランクインした2区は、プラーターという遊園地&公園がある場所で、観光客も多く訪れる場所です。このプラーター駅周辺は海外からの国際線の電車が着くこともあってか、昔から治安の悪さが問題になっていました。未だに改善されていないようで残念です。

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実際の犯罪率と住んでいる人の感覚には差が

区ごとの犯罪率で、ワースト2位を獲得してしまったウィーン1区ですが、ウィーンの住人の感覚的には「最も安全な区」にランクインしている面白さがあります。

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ウィーンの不動産屋が2016年に行ったアンケートでは、「最も住んでいて安全を感じる区」の1位に1区(44%)、2位に19区(32%)、3位に13区(17%)という結果が出されました。

ちょっと表にしてみました。

安全と思われている区トップ3 実際の順位(23区中)
1区 22位
19区 7位
13区 1位

13区は感覚、実際の犯罪数の少なさともに一致していますが、1区はめちゃめちゃ安全だと思われていて、実はワースト2です。

また、その逆で「最も住んでいて身の危険を感じる区」の1位は10区(44%)、2位は16区(30%)、3位は11区(23%)でした。

こちらも表にしてみると、、

危険と思われている区トップ3 犯罪数ワースト(23区中)
10区 1位
16区 6位
11区 11位

ぶっちぎりワースト1位の10区は、さすがに感覚的にも危険な地域でしたが、16区と11区はそれほどでもないようです。

もちろん、区ごとの住民の数によっても犯罪数の多さは変わってきます。
でも、こうして実際の犯罪件数のみと感覚を比べてみた場合、かなりの違いがある事に驚きますね。

どうしてなのか考えてみたのですが、「最も住んでいて安全を感じる区」は高級な雰囲気の地域だということ、そして「最も住んでいて身の危険を感じる区」にランキングされている地域は、近年安くマンションが多く売り出された場所と、いうことが影響している可能性があるのではないか、という結果に至りました。

人は高級な場所は安全、不動産が安い場所は色んな人が住んでいるから安全でない、と感じてしまう傾向があるのかもしれません。

ちなみに区ごとの家賃について関連記事も書きましたのでこちらもどうぞ。

ウィーンに住むのであれば、まず始めに確保しなければならないのが住居ですよね。 せっかく住むのならば、快適な住居をゲットしたいところですが、予算という大きな問題も存在します。 ウィーンの家賃って一体どれくらいするのでしょう? 今回は...

2017年度、犯罪率は基本的に改善

2015年から2016年にかけては上昇していたウィーンの犯罪率ですが、昨年2017年は目に見えた改善があったそうです。(※Kurierというマスコミが独自のルートで手に入れた数字を参考にしました。政府の公式発表は2018年3月になります)

2017年、ウィーンで確認された違反行為は189,907件。2016年度と比較してみると7,5%も改善されています。

とくに大きく改善されたのが、車上荒らし。2017年に確認されたオーストリアの車上荒らしの件数は7528件と、2016年に比べて25,6%も改善したということでした。

その他ひったくり、空き巣、傷害等の犯罪率も軒並み改善されています。

それに対して、インターネット詐欺は+21,6%、サイバー犯罪は34,8%の上昇と、発生率がアップしてしまっている種類の犯罪も存在しています。

時代を感じますね。。。

結局ウィーンは安全なのか

住んでいるわたしの感覚から言うと、「ほかのヨーロッパの国と比べたら、まだ安全なんじゃないか」という感じです。

観光地ならば夜に一人歩きしていても、特に不安は感じませんし、地下鉄やタクシーに一人で乗ることも怖くありません。

観光地や人の集まる場所には警察が多くパトロールしているのを見かけます。

ただ、殺人などの深刻な犯罪はそんなに多くなくても、スリや置き引き、詐欺などのセコイ犯罪は確かに多いと思います。

ウィーンでは2017年度、なんと人口1000人に対して100人からの被害届があったということです。

それって単純に考えると10人に1人が警察にお世話になってるくらいの割合ですよね。。
(そして、わたしも確かに昨年スマホを盗まれかけて、警察に犯人探し協力求められ、被害届出さされているので、その1人に入っています)

そう考えると、「ウィーンはめちゃくちゃ安心な街♪」と胸を張って言えるレベルではないのかもしれませんね、、。

犯罪者は特に、子連れの女性や年配の女性(犯行現場を見つかっても追いかけて来ない人)、そして油断している観光客などを選んで近づいてきます。

自分で荷物や貴重品をきっちり管理して、隙のない行動をしていればほとんど被害に合うことはありません。

せっかくのウィーンの旅行&生活。楽しく過ごすためにも、ウィーンの街歩きをする時は、犯罪に巻き込まれないように、気持ちを引き締めて行動するようにしましょうね!

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