オーストリアの失業率[2017年]外国人は就職難? 

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ヨーロッパでは、多くの国で失業率の高さが問題にされています。
オーストリアでも例外ではないようで、わたしの周りにも

「仕事がないよー」

と、嘆きながらオーストリア版ハローワークに通っている人が結構います。
(失業保険もらって楽に暮らすために、就職しては失業して、をわざと繰り返している人ダメな子もいますが・・・)

わたし個人はここ最近「特に景気が悪くなった」とか「良くなった」というのを感じていなかったので、ピンとは来なかったのですが、先日の新聞に「2017年度のオーストリアの失業率」の記事が載っていて少々思うことがあったので、今回はそのことについて書いていこうと思います。

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オーストリアの失業率 2017年度は回復!

2017年までは5年連続して上昇していたオーストリアの失業率ですが、2017年は2016年に比べ、2,9%の改善が見られたということです。

とは言っても、412,074人、実に8,5%の人たちが未だ失業中というのですから、いくら改善されたと言ってもまだまだ高い率ですよね、、。

ちなみに日本の失業率は、2017年は3%を下回ったそうです。
日本すごい!

ユーロ圏の中でも超優秀なドイツだって3,8%なのに。

でもギリシャ22,29%とか、スペイン17,12%とかいう数字を見ると、もっとヤバいところはヤバいんですね・・・。(汗)

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全ての州によって改善された失業率

オーストリアは9つの州から成っている国ですが、2017年度の失業率は全ての州において改善されたということです。

具体的に見てみると、

[2017年オーストリアの州ごとの失業率]

Wien(ウィーン)       −0,5%
NÖ(ニーダーエスタライヒ) −1,8%
BGLD(ブルゲンランド)   −5,7%
STMK(シュタイヤーマルクト) −7,3%
OÖ(オーバーエスタライヒ)    −3,2%
SBG(ザルツブルク)      −4,1%
TIROL(チロル)        −7,8%
VBG(フォアアールベルク)   −1,0%

という結果になっています。
チロル地方に至っては−7,8%!
すごい改善ですよね。

失業率が上がってしまったグループもあり

ただし、失業率が上がってしまった人たちもいます。

以下の表を見てみましょう。

男性        −3,8%
女性        −1,8%
オーストリア人       −5,3%
外国人       +2,6%
15歳から24歳     −6,7%
50歳以上     +3,0%

15歳から24歳の若い人たちの失業率が−6,7%と大きく改善されたのとは反対に、外国人と50歳以上の人たちの失業率は上がっています。

年齢が高くなるにつれて、就職が難しくなるというのは日本もオーストリアも変わりがないのかもしれませんね。。

外国人の失業率が上がったことについて考える

外国人の就職が難しくなったのには、何か理由があるのか、それとも今回ただ単にこういう結果が出たのか、知るのは難しいことだと思います。

しかし、増え続ける経済難民の影響もあって、外国人への風当たりがきつくなっていることが原因の一つかもしれないという印象はぬぐい切れません。

就職とは別の話になりますが、2018年の1月1日、新年になってほどなくウィーンで産まれた赤ちゃんはオーストリア人でなく、移民の子どもでした。

頭にタオルを巻いた赤ちゃんとスカーフを被った母親の写真がメディアに流れた瞬間、彼らにヘイトメッセージが集中したことが、オーストリアで大きなニュースになりました。

その内容は

「この子が育って一番初めにしゃべる言葉はドイツ語じゃないんだよな」
「将来のテロリストが産まれたそうだ」
「ま、オーストリアにはオーストリア人なんてもうほとんど住んでないけどね」
「ウィーンっ子は、オーストリア人の子が産まれたニュース基本嬉しいんだけど」

という種類のもの。

しかしその後、

「生まれた赤ちゃんは関係ない。ヘイトメッセージの代わりに祝福をおくろう」

というアクションがフェイスブックで起こり、このポスティングは大量にシェアされました(わたしの所にも回ってきました)。
このポスティングには1月5日の時点で、2,6000件以上の祝福のコメントが投稿されています。

一つの国の中にも、いろんな考えの人がいるんですよね。。

主人に、

「お正月に赤ちゃん産んでたのがわたしで、わたしたち家族の写真の家族がメディアに流れていたら、わたしたちもヘイトメッセージを受け取っていたと思う?」

と尋ねてみると、

「そうだねえ。。種類は違うかもしれないけど、もしかしたら受け取っていたかもね。この写真の家族にこれだけヘイトメッセージが集まってしまったのは、母親がヒジャブ(ベール)を被っていたからかも。オーストリアには、「この国に住むのなら、この国の文化に合わせた生き方をすべきだ」って考えている人たちが多くいるから。でも、文化なんか関係なく、単に外国人が嫌いな人たちもいる。僕ら家族の写真が出ていたら、僕がヘイトメッセージを受け取っていた可能性もあるかもしれないね。「なぜ外国人と結婚してるんだ」とか「オーストリア人と結婚できなかったの?」とかね。」

という返事をもらい、またちょっと複雑な気分になりました。

外人として生きていくことって、本当に簡単じゃないことなんですよね、、。

まとめ

EU全体の景気が上向きということもあり、2017年は大きく改善されたオーストリアの失業率。
でも、外国人は就職どころか、滞在許可を取るのも難しくなっているという話です。
先月半ば、極右政党が連立政権入りを果たしたことも、これからどう影響してくるのか気になるところ。
わたしにとっても対岸の火事ではない問題なので、これからも注目していきたいと思います。

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